2023年3月の「本の場」では鳥取県立図書館・小林隆志館長から「図書館先進県」鳥取のさまざまな意欲的な取組みについてお話を伺いました。中でも特に印象的だったのが、鳥取県では県立高校の学校司書がすべて正職員という体制を維持している、というお話でした。
7年前に改正施行された学校図書館法では、小中高等学校に必置となった学校図書館に専従する学校司書の資質向上のために、国と地方公共団体は「研修の実施その他の必要な措置を講ずるよう努めなければならない」とされています。鳥取県では、この地方公共団体の努力義務を県立図書館が中心となって全県的に推進されていて、そのコーディネート或いはエンジン役として、学校現場を熟知した指導主事お二人が、県立図書館を勤務場所として日々お仕事されています。
就学前から高校までを一貫して見通した学校図書館活用教育推進の指針策定と周知。学校図書館と公共図書館を資料面はもちろん人的にも結びつける各種コーディネート。現場の学校司書や先生方に本当に役立つ情報の制作・整理・公開――たとえば、学校司書・司書教諭・担当教諭の役割を明確化して校種・学年ごとに簡潔にまとめられたたくさんの授業活用事例情報等々。いずれも、学校教育に真に役立つ図書館を実現するための具体的な施策であり、重要で有効でやり甲斐のあるお仕事だと思われます。
4月20日の「本の場」ウェビナーでは、鳥取県の学校図書館支援の要である学校図書館支援員兼指導主事のお二人から、その効果・ポイント・困難等を含めて日々のお仕事の実際をご紹介いただきます。
※4月の「本の場」ウェビナーは単発企画2回の開催となります。
※お申込みいただいたみなさま全員に見逃し配信を行います。ウェビナー終了後一両日中にはアーカイブ動画配信を開始し、約1週間のあいだご視聴いただけます。
※毎月2~4回のウェビナーに参加できます。(4月は2回開催です。)
Zoomミーティングを利用したオンラインイベントです。
お申込みいただいた方には、前日までに参加URLをメールにてお送りします。
チケットの購入期限は当日4月20日の18:00までとさせていただきます。
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