3月の「本の場」ウェビナーでは鳥取県立図書館・小林隆志館長をお迎えし、5年ぶりの改定作業が進んでいる「鳥取県立図書館が目指す図書館像(第3次改定版)」の中身について、3週連続で詳しくお話を伺います。
鳥取県立図書館ホームページには「とリサーチ ギャラリー」(図書館の活用事例を紹介する棚)というページがあって、県民「と」図書館とが共同して生まれたイノベーションを始めとするさまざま事例が紹介されています。また、平成25年から行われている「図書館で夢を実現しました大賞」のページでは表彰事例がオリジナルのマンガで紹介され、起業や商品開発等々の具体的なビジネスシーンで図書館がどのように役立つのかが誰にでもわかり易く伝えられています。第2回で最優秀賞のこちらの事例あたり、図書館をあまりご存じない製造業の方にはかなり刺さりそうな内容です。
「鳥取県立図書館が目指す図書館像(第3次改定版)」改定案においては、平成16年度から取り組まれてきた「ビジネス支援サービス」について次の5年を見据える「今後の方向性」として、
「県内産業を支援する情報提供機能を強化し、仕事に役立つ情報を提供するとともに、地域づくりに取り組む団体等と連携しながら、まちづくりや地域活性化に貢献します。」
という方針が掲げられています。
情報提供機能はどこから見ても図書館の本業ですが、実際に「団体等と連携」して「貢献する」とは、具体的にはどのようなことを指すのでしょう。細目として述べられているのは「まちづくり・地域活性化に取り組む様々なNPOや団体等との連携」という方針の繰り返しですが、きっとこの文言の裏には、具体的なNPOや団体名があり、そこで働く方々と図書館スタッフとの間で積み重ねられてきたさまざまな信頼関係があるはずです。でないと、「貢献します」と言い切るところまではなかなか行かないでしょう。
「本の場」鳥取県立図書館編の第1週「次の5年のニーズと課題を的確に捉える」では、「ビジネス支援サービス」のほか、「地域文化、文字・活字文化の振興」「郷土資料の網羅的収集と活用の促進」「高齢者サービス」等の諸施策について、同館が長年育んでこられた地域のさまざまな組織や人との繋がりに焦点を当てながら、これまでの積み重ねと今後の具体的な目論見を伺っていきます。
※お申込みいただいたみなさま全員に見逃し配信を行います。ウェビナー終了後一両日中にはアーカイブ動画配信を開始し、約1週間のあいだご視聴いただけます。
※毎月2~4回のウェビナーに参加できます。(3月は3回開催です。)
Zoomミーティングを利用したオンラインイベントです。
お申込みいただいた方には、前日までに参加URLをメールにてお送りします。
チケットの購入期限は当日3月2日の18:00までとさせていただきます。
本の場 local knowledge アーカイブズは準備中です。
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