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ウィキペディアやウィキペディアタウンから得られる高校生の学びの可能性

本の場

2022/08/17

8月11日の「本の場」ウェビナー第10回はウィキペディアタウン編の2週目、「Wikipediaとウィキペディアタウン~教育現場での展開~」と題して京都府立丹後緑風高校久美浜学舎の学校図書館司書・伊達深雪さんにお話を伺いました。高校での具体的な取組みの話に入る前に伊達さんは、「地域で行われるウィキペディアタウンに比べて、教育現場で活用されるウィキペディアやウィキペディアタウンのねらいはより複雑です」とおっしゃいました。お話が進むにつれて、想像を遥かに超える深く複雑な意図と工夫が随所に込められている実際の活動がぼんやりと理解できてきて、けれど一度聴いただけではとても全体像を正確に把握することなどできない情報量に圧倒されるばかりでした。
いつものように以下に抜粋の書き起こしをご紹介しますが、できるだけ全体像に近いものをお伝えしようとしたところ、いつもの倍近い分量になってしまいました。当日参加された方もおっしゃっていましたが、いつか1冊の本の形で伊達さんのお取組み全体を通読できる日が来るのを期待したいです。
ウィキペディアやウィキペディアタウンから得られる高校生の学びの可能性

京都府の北西端、日本海に面した京丹後市久美浜町にあります公立高校で学校図書館司書をしています伊達と申します。勤務校は、明治期に熊野郡立農林学校として誕生以来120年の伝統を持ち、昭和23年に久美浜高校となっておりました。その最後の入学生が今年3月に卒業し、現在は丹後緑風高校久美浜学舎となっております。久美浜学舎には農業科の流れをくむ「アグリサイエンス科」と、探究学習を柱とする普通科系専門学科の「みらいクリエイト科」の2つの学科があります。記録によれば昭和29年に開設された学校図書館、通称「くみこう図書館」と呼んでおりますが、こちらは2001年度を最後に正規の司書が不在となり、1ヶ月半の空白ののちに臨時的任用職員として私が着任したのが2002年5月になります。
当初10年15年ほどは、地元の公共図書館と連携して1冊でも多くの本を提供するというスタンスで生徒教職員の読書活動を中心に支援に当たってきまして、その点においては、京都府知事賞をはじめ数々の表彰をいただけるくらい読書活動の活発な学校図書館だったのですが、中高生の携帯電話の所持率が年々上がりSNSが普及する中で、やがて本などの紙の文献資料だけでの学習指導に限界を感じて、インターネットの活用を積極的に進めるようになったのが2018年くらいからになります。
授業支援のための文献への手掛かりをウィキペディアに記録する取組みや、地域で開催されるウィキペディアタウンへの生徒参加などが評価され、2019年に学校図書館単館としては全国初となるLibrary of the Year優秀賞をいただきました。
生徒の読書や学習活動が紙媒体中心、図書館中心のものからインターネット中心のものになっていく、そういう時代の流れの中で、ウィキペディアはこれを後押ししたというわけではなくて、むしろウェブに頼りがちな生徒や先生方の意識を文献に引き戻し、より深い文献読解や図書館活用を促すきっかけづくりに利用してきた、そうした流れを今日はご紹介できたらと思います。

くみこう図書館として、ウィキペディアやウィキペディアタウンが本校の教育活動に寄与するツールではないか、と考えた理由は複数ありました。まず、「ウィキペディアを読む」ということに対して、もしそこに適切な出典情報があれば図書館や本の活用促進のためのレファレンスツールになるんじゃないか、という図書館司書的な思いつきと、あえてよく知る題材についてウィキペディアを読むことでファクトチェックを学べるんじゃないか、という教育的な効果。次いで、「ウィキペディアを書く」ということにより調べ学習や探究学習の基盤となる情報の収集・整理・分析・再構成といったノウハウの獲得と、引用など著作権に関する情報を利活用するうえでの必要な理解が、学校の授業だからOKみたいな今しか使えない35条のアバウトな解釈ではなく、きちんと将来的に役に立つものとして育まれるのではないか、そういったまあ大学の学問に繋がる学びを得られるんじゃないかということがあります。そしてさらに、「地域と繋がりウィキペディアタウンを経験する」ことで、こうした学習効果に加えて、自らが生活する足元の地域をよく知り、仮に見たことのない都会への憧れから「丹後は田舎でなんにもない」といった否定的な感覚で身の周りのものを見ている子でも、身近な社会や人々の生き様を深く知ることで、自分の生活圏を肯定的に捉える、そういうきっかけになるんじゃないか。或いはウィキペディアタウンで情報を発信することで、それがどこかの誰かの役に立つっていう感覚から自己肯定感も増すんじゃないか、家庭や学校以外のさまざまな人と協働することで視野を大きく広げ、社会人としてのコミュニケーションの経験を積むことができるんじゃないか、といったようなことが考えられました。それぞれのこうした学びを得るのにほかの手段がないかというと、あるものもあると思うんですね。でも、一粒で7度美味しい手段っていうのはそうそう多くはないんじゃないかと思っています。

ここからは具体的に久美浜学舎の授業の中でのウィキペディア活用を紹介したいと思いますが、今どきの子は本を読まないからネットからアプローチするんですよ、とか言うと眉を顰める大人がまだけっこういらっしゃるのが教育界隈図書館界隈だと感じておりますが、実際いま読書でも調べ物でも「本だから良い、ネットはダメ」なんて、そんな単純なものでもないですよね。個々の内容を見ていけば、本にもネットにも、良いものも悪いものもある。紙の文献での指導に限界を感じるようになってウィキペディアに参画した当初は、私もインターネットの中の情報そのものにはさほど重きを置いておりませんでした。でも単純にツールとして考えるなら、デジタルの媒体には紙の媒体に比べて圧倒的に高いアドバンテージがあって、まず、インターネットにある情報なら図書館まで行かなくても読めるし、1冊しかない本が貸し出し中で読めないなんてこともないし、小さな文字が読めなくても日本語がわからなくても、拡大したり読み上げ機能を使ったり翻訳アプリを使ったりして読む手段がいくらでもあるわけですね。
とは言え、一般に無料で検索できる媒体で表面化するネットの情報は断片的で、植物に例えるなら木の葉がバラバラに舞っているような状態です。きちんと元の木が見えている人にはバラバラの木の葉も意味があるのですが、元の木がなんにも見えてないで調べている人には木の葉だけいくら集めても全体像を把握するのはとても難しくて、集めた情報を整理するのも簡単ではありません。しかもインターネットで調べるときって、いきなり信頼できる特定のデータベースやウェブサイトから調べられる中高生ってあんまりいないんですよね。大抵はGoogleとかYahoo!とか検索するためのサイトから調べたい言葉、キーワードを入れて検索して、その結果上位に上がってきたサイトを見るとそれがたまたまどこかのホームページだったりウィキペディアだったりします。検索エンジンが紹介してくれないページは見ることができません。GoogleやYahoo!といった文字情報を検索してくれるブラウザを使えていればまだ良い方で、近年は学術情報が必要な調べ学習をするのにYouTubeやTikTokでしか検索してないような子もいます。動画や音楽の無料サイトからどう図書館の文献にアプローチするか、このステップは私もまだ見いだせてないので、ひとまず文字情報を検索する前提でよく上位に上がってくるウィキペディアを活用しているわけです。
ウィキペディアやウィキペディアタウンから得られる高校生の学びの可能性

久美浜学舎では「みらいクリエイト科」1年生の1学期の授業で、このファクトチェックを学ぶ教材として「丹後緑風高校」のウィキペディア記事を活用しています。自分の学校のことですから生徒はみんな、ある程度知っているわけなんですが、「丹後緑風高校」のウィキペディアは短い授業時間でファクトチェックの題材にするには手ごろな感じに短くて、中身ちょっとイマイチなんですよね。これをひとり1台のタブレットで読ませて、たとえば学校の公式サイトで「沿革」や「部活動一覧」が合っているか確認したり、アクセス情報について「京都丹後鉄道宮津線じゃなくて宮豊線だよ」と時刻表で確認したりします。このとき間違っている情報にはみんなよく気がつくんですが見落とすのが抜けている情報で、既に書いてある鉄道の路線名の間違いには気づいても、バスの情報が書いていないことについては「みんな学校どうやって来てる?」って呼び掛けて、「バスで来てまーす……あーっ!」みたいな感じになったりします。見つけた情報が一見正しいものが多くても中には間違いもあるかもしれない、書いてないことがあるかもしれない、頭から何も考えずに「ウィキペディアは信用しちゃダメ」って言うより、ありのままをまず読んでみてほんの少し疑問を持つことを体験するだけで、その後の調べ学習の場では、自然と元の情報源を辿ってみたりほかの情報源を確認したりといったファクトチェックの意識が芽生えるきっかけになるかなと思っています。

教育現場での情報教育の流れを簡単に辿っておきますと、「情報活用能力」という言葉は1986年4月の臨時教育審議会第二次答申において初めて登場しました。情報および情報手段を主体的に選択し活用していくための個人の基礎的資質、と定義されています。学校では現在「情報」という必修科目がありますが、この「情報」がちゃんと「情報活用能力」を教えているのか、単なる情報通信技術、いわゆるICTを教えるだけになっていないかというのは、学校によっても先生によっても認識に大差があるところで、いささか不安に思われている方は学校図書館界隈には多いのではないかと思いますが、「Z世代」と呼ばれる今の子どもたちは、ICTは生活の中に根付いているのでちょっと教えたら簡単に使いこなしてしまいますよね。ウィキペディアで言えば、書くだけなら子どもたちは簡単にできてしまうと思います。しかし、何をどう書くべきか、それを書いたらどうなるか、読んだ人がどう受け取るか、っていうところまで想像して書くということは、十分に注意して指導する必要があります。ウィキペディアはそこに項目があるだけで検索されやすい影響力の大きなサイトです。そういう場所に情報を載せることでそれを読んだ人が何を思うか、自分たちが発した情報がどう活用されるのか、逆の立場から情報活用を考えるという意識づけがあれば、ウィキペディア編集も「情報活用能力」を身につける教材になるでしょう。
同時に私こうも考えています。仮に情報の活用能力が身についてなくても誰もが適切な情報を見つけ出せるようにするにはどうしたらいいか。誰もがよく使う場所インターネットに単語ひとつで検索しただけでも見つけてもらえる場所に適切な情報を出せばいいんじゃないか、という単純な発想から学校図書館としてまず取り組んだのが、調べ学習授業でよくテーマに指定される郷土の題材のウィキペディア記事を予め充実させておき、そこに学校図書館にある文献の書誌情報を掲載する、ということでした。
ウィキペディアやウィキペディアタウンから得られる高校生の学びの可能性

久美浜高校は総合学科でしたので現在は学科を問わずに設置されている「総合的な探究の時間」に当たる授業が「総合的な学習の時間」と呼ばれていた2010年代から、さまざまな授業で地域に関する調べ学習が行われていました。何か調べ学習を生徒にさせたいっていうときに、身近な地域のことだったら興味を持って調べやすいんじゃないか、と考える先生が多かったんですね。そこでよくテーマとして設定されていたのが丹後地方で最も有名な郷土料理の「ばらずし」です。ところが、一地方の郷土料理ってそもそも一般の書物にほとんど掲載されてないうえに、地元の本でも1冊になるほど情報がまとまっているわけではありません。本で簡単に探せそうにないとなると、多くの生徒は、頭ひねって関連しそうな分野の本や論文を探して読む、なんてことはせずに、インターネットに流れます。でも本で調べる方法に見当がつけられない生徒は、ネットで調べてもやっぱりあまり探せないんですよね。パッとググって簡単にわかるのは作り方くらいで、ほとんど調べ学習にならないということが繰り返されていました。残念ながら本でもインターネットでも大して調べることができなそうとなると、そうした授業はやがて最初から図書館ではなくパソコン教室中心になってしまうんです。ネットだととりあえずキーワード入れて検索したらなにかしら検索結果が画面に出てくるので、なんとかなりそうって先生も生徒も思うんですね。でも、そこで検索上位に上がってくるだろうウィキペディアに、どのウェブサイトよりも詳しいばらずしの項目があって、学校図書館にある本のどこを見たら良いか出典情報が細かく載っていたら、どんなにめんどうくさがりな人でも図書館に足を運ぶきっかけくらいにはなるんじゃないかな、と考えています。
ウィキペディアは中立的な観点で既に知られている情報を集めるだけの百科事典なので、どんなに詳しく書いてあっても、それは生徒がばらずしについて探究を始める前に集めるべき情報の土台でしかなく、自由な発想を妨げるものではありません。そうした基本情報を、出典をページ数まで明記して書いておく、ウィキペディアの編集方法に則りしっかり書かれたウィキペディアの項目は、検索する目録の無い郷土資料や、知識不足から本を探せない専門的な分野の図書資料のレファレンスツールとして非常に有効です。
ウィキペディアやウィキペディアタウンから得られる高校生の学びの可能性

現在はこのようなかたちで授業や学校の公式サイトの中でも、ポイント的にとはいえウィキペディアを活用できている本校ですが、ほんの数年前までは授業でウィキペディアを紹介するなんていうことは論外でした。転機は2019年、地域で開催されたウィキペディアタウンに或る先生が生徒8名と一緒に自主的に参加してくれたことが大きく影響しました。
京丹後市網野町の琴引浜鳴き砂文化館で開催された「 3Q サンキュータウン Wikipedia town in 琴引浜」は、鳴き砂などの環境保全と観光の両立を図る地元のガイド団体「琴引浜ガイドシンクロ」が主催したものでした。ちょうど参加した生徒のうち3人が学校で鳴き砂をテーマに地域探究学習をしていたので、担任の先生が「こういうのあるよ」と紹介して「先生もちょっと興味あるから参加しようと思うんやけど一緒に行く?」って誘ってくださったんですね。そしたら別のテーマで地域探究をしていたほかの生徒たちもなんか行きたいって言い出して、同じクラスの生徒8人と担任と、学年部長の先生も一緒に参加する、というようなことになりました。主催団体の代表者はもともと教育旅行の推進に関心の高い方だったので、地元の網野高校の方と繋がっておられて、網野高校からも生徒1名と先生2名が参加しています。また、この年は学校図書館司書の研修としてもウィキペディアタウンを推進していましたので、学校図書館司書も私以外に6名が参加していて、参加者の大半が京都府立高校の関係者という地域イベントになりました。
ウィキペディアやウィキペディアタウンから得られる高校生の学びの可能性

このときのウィキペディアタウンの大きな目標は、「はだしのコンサート」という記事の新規作成でした。これは海岸清掃をして拾ったゴミが入場券になる音楽コンサートで、全国に先駆けて琴引浜で始まり25年もの歴史がありますが、文献という点では各年のイベント開催を知らせる新聞のほかにまとまったものがあまりありませんでした。新聞報道って既にある記事の加筆材料としてはお手ごろで良いんですけど、それだけで新たに百科事典の項目を作成するには柱が弱くて、向いていないんですよね。そういう難しい題材の記事を、ほとんどノリで参加した生徒5人が地域の方のサポートを受けながら作成するということになりました。
ウィキペディア的に特筆性を証明できるかどうか難しい題材だということは最初からわかっていたのですが、元々そんなに読書や探究学習に熱心なわけでもない普通の生徒たちでしたから、ガイドのみなさんや地域のみなさんにいろいろ教わりながら関連記事を読んでみても、その新聞記事のどの情報が重要なのか、どうまとめたら良いのか、ぜんぜん見当がつかなくて、ウィキペディアを書こうにも何を書いたらよいのかわからない。でも、あれ書けこれ書け、ってこっちから言って書かせるような指導的なことはしたくなかったので、この、難しいことになるだろうなぁという班には、そういう、これやれとかあれやれとか絶対言わないタイプの、生徒の思考力を引き出してくれるだろうウィキペディアンをファシリテーターとして充てていまして、期待通り、ああだこうだ喋っているけど何も書けそうにない高校生たちにも、焦ることなく、同じジャンルの「サマーソニック」という記事を参考に見せたり、読めない漢字の読み方を教えたりと、学びのサポートに徹してくださいました。
それでまあ、なんとか生徒が「サマーソニック」の記事をお手本に新聞から抜き出した情報を付箋に書いて整理しようかなぁ、というあいだに、多少編集経験のあった社会人の参加者がテンプレートを書いてみると、「写真がないね」って話になりました。主催者側は過去の「はだしのコンサート」で撮影された写真データを集めて持ってはいらしたのですけど、撮影者本人ではないので著作権が無いんですね。著作権が移譲されているかどうかもわからないので勝手にアップロードできない、ということで、「まあ来週のコンサート本番までは写真は無いかー」って感じだったんですけど、ダメ元で「誰か、去年とか遊びに来て写真撮ったりしてない?」って聞いたら、なんとほんとに写真を持っている子がひとり、「あ、ある!」って言って、ほんとにこのようにですねぇ、誰の肖像権も侵害しない素晴らしくウィキペディア向きなコンサート風景の写真を持っていたんですよ。「よし、これ使おう!」って話になりました。

ウィキペディアやウィキペディアタウンから得られる高校生の学びの可能性

俄かにみんなの注目を集める中、人生初自分のSNS以外のところで写真をアップロードした子は、それをウィキペディア記事に貼るところまでしっかりやりまして、非常に喜んで「私やった!今日カンペキ!」みたいなはしゃぎっぷりで、ほんとうに嬉しそうでした。それまではウチの生徒たちみんなお互い探り合いというか、誰が最初に編集するんだ?、何を書くんだ?、誰も書かないんならもう俺も書かなくていい?、みたいな雰囲気で、及び腰になったのか、ぜんぜん編集する気配が無かったんですけど、ひとりがそんな感じで「やったーっ!」って弾けてしまったらなんか俄かに焦り始め、「自分もやるーっ!」みたいな感じに勢いづいて、1行2行ではあってもほとんど全員なにかしらの編集はして、イベント後のアンケートではまた機会があったら参加したいと回答してくれました。
生徒たちが作成に関わったこのウィキペディア記事は、翌週の「はだしのコンサート」本番の会場で早速QRコードでリンクを組み込んだポスターに加工されまして、おそらくたくさんの来場者や関係者のみなさんに読んでいただいたものと思います。このウィキペディア記事の内容はかなり加筆されましたけど、写真は今も、この小躍りして喜んだ生徒が撮影した最初の1枚が、トップ画像に残っています。ウィキペディアに書いた内容は学校以外の人の目にも触れることから、社会に繋がり多くの人の役に立ったかもしれないという認識が、大きな自己肯定感を育む、そういう結果に繋がったものと思っています。

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