官民連携まちおこしのお手本とされる「オガール」で有名な岩手県紫波町で、先月、「本と商店街」というイベントの第一回が開催されました。元書店を含む商店街の空きスペースを舞台に、横浜や盛岡から独立系書店がその日限りの出店をされ、いろんな個人が自作やセレクトの本や雑誌を持ち寄って。販売だけでなく、紫波町図書館が「出張としょかん」で本を貸出し商店街の方々のおススメ本を並べる企画展示を行ったり、大道芸やワークショップやトークイベントが展開されたりと、本を中心に大勢の人が集まる楽しい一日だったようです。
トークイベントのひとつは、盛岡・さわや書店の栗澤順一さんと紫波町図書館主任司書・手塚美希さんの対談「まちの本屋と図書館」でした。単なる納入業者に留まらない地元書店と単なる無料貸本屋兼場所貸しとはかけ離れた公共図書館との、地元の文化や産業を盛り上げるさまざまなコラボが紹介された動画は2023年7月いっぱい、他2本のトークイベントとともに有料でアーカイブ配信されています。
紫波町は盛岡のベッドタウンで、住んでいるからと言ってなかなか地元商店街を使う機会のない方も多いとか。ですがこの日ばかりは、近所からも遠方からも集まってきた本好きたちが、商店街でランチをとり思い思いに飲み物やおつまみを買って。本を中心に、ご近所の方や遠方からの来訪者、商店街の方々、内外からの出店者のあいだで小さな交流がたくさん生まれた一日だったそうです。
この「本と商店街」を企画し仕切った中心人物は、紫波町の地域おこし協力隊員で「ZINEづくり部」部長、絵はんこ作家、エッセイスト、チェコ親善アンバサダーでもある天野咲耶さんです。天野さんは、紫波町図書館のSNS発信も担当されています。
7月20日の「本の場」では、天野さんをお迎えして第一回「本と商店街」を振り返っていただき、書店・図書館・出版といった垣根を超えた本による地域おこしの可能性について一緒に考えていきます。
※お申込みいただいたみなさま全員に見逃し配信を行います。ウェビナー終了後一両日中にはアーカイブ動画配信を開始し、約1週間のあいだご視聴いただけます。
※毎月2~4回のウェビナーに参加できます。(7月は2回開催です。)
Zoomミーティングを利用したオンラインイベントです。
お申込みいただいた方には、前日までに参加URLをメールにてお送りします。
チケットの購入期限は当日7月20日の18:00までとさせていただきます。
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