WEBINAR

第42回 2023/7/6(木)19:30~ 
「日本一のぶどうとワインの図書館」の地域への溶け込み方 ― 勝沼図書館の日々の挑戦

OUTLINE

勝沼図書館

2023年5月21日(日)午後。晴れ。「ワインが読める図書館」として有名な甲州市立勝沼図書館で、コロナ後はじめてのワイン試飲イベントが開かれました。美しく飾り付けられたテントが中庭に設営され、30人ほどの老若男女がわくわくしながら着席。「Library 和×Wine Time」と題されたイベントには、県内の3人の女性醸造家と市内の若手和菓子職人という異色の顔ぶれが登壇されました。

この日のために図書館で手作りされた小冊子に登壇者全員への事前アンケートの結果がまとめられていて、それに沿って1時間余り楽しく耳新しい四方山話をお聴きしました。山梨でワインを造るという仕事が実際どんな感じのものなのか、どんな方がどんなふうにして醸造家になられたのか、和菓子とワインというちょっとあり得ないマリアージュのために双方がどんな配慮や工夫をされたのか、等々。

トークのあとはいよいよ試飲会。実際の造り手に手ずからワインを、しかも今ここでしか食べられない創作和菓子と合わせていただくという、なんとも貴重で贅沢な体験。うち1つのワイナリーは昨年設立して初めて、ちょうど来週出荷するという発売前のワインを振る舞われたり。お代わりも自由で、そのうち登壇者の方々と直接会話が楽しめるくらい場が和んでいきました。

もちろんワインが好きだからこそ参加したイベントでしたが、終わるころにはすっかり勝沼という土地や山梨で造られるワインへの興味が広がってしまいました。まんまと主催者の術中にハマった(?)感じでしょうか。

勝沼図書館のワイン試飲イベントはこれまでずっと閉館後の夜に行われていたそうですが、今回は、新しい客層を開拓したい、だから昼開催、しかも和菓子と、そして女性醸造家、という挑戦的な企画だったそうです。結果は目論見通り、参加者の過半が女性という新たな成果を収められていました。


7月6日の「本の場」ウェビナーでは、そんな勝沼図書館で長年ぶどうとワインを担当されている古屋美智留さんに登場いただきます。

市内の40以上のワイナリーとはすべて面識をお持ちで、今回の和菓子職人さんとも個人的な知り合いだったという古屋さん。毎年の企画展示では歴史・文化・産業・観光と図書館らしく多角的にぶどうとワインを捉え、ぶどう農家やワイン協会、市役所関連部署から外国の大使館まで、そのネットワークはどんどん広がっているようです。

いわゆる公共図書館のアウトリーチ活動のイメージから大きくはみ出して見える古屋さんの動きが、日本一の所蔵資料との両輪で、「日本一のぶどうとワインの図書館」の内実を逞しく形づくっているのです。図書館が、住民誰もが認める「地域の情報拠点」であるためには、積極的に地域に溶け込んでいくこのような動きが欠かせないのではないかという視点から、「この仕事は楽しいです!」とおっしゃる古屋さんの日常業務について詳しく伺っていきます。


SCHEDULE

「日本一のぶどうとワインの図書館」の地域への溶け込み方 ― 勝沼図書館の日々の挑戦

2023/07/06 (木) 19:30~21:00

※お申込みいただいたみなさま全員に見逃し配信を行います。ウェビナー終了後一両日中にはアーカイブ動画配信を開始し、約1週間のあいだご視聴いただけます。

メインスピーカー

古屋美智留さん 甲州市立図書館 勝沼図書館

参加料

400円(税込)
または月額780円(税込)のサブスクリプション

※毎月2~4回のウェビナーに参加できます。(7月は2回開催です。)

会場

Zoomミーティングを利用したオンラインイベントです。
お申込みいただいた方には、前日までに参加URLをメールにてお送りします。

お申し込み

Peatixこのウェビナーのみ Peatixサブスクリプション登録

チケットの購入期限は当日7月6日の18:00までとさせていただきます。

主催

本棚演算株式会社

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