三河湾と太平洋に挟まれた渥美半島に位置する愛知県田原町(現田原市)に20年前にできた田原市中央図書館は、「共に歩む図書館」を標榜し、100年後も親しまれる図書館を目指して地域密着で運営されてきました。第5回図書館レファレンス大賞文部科学大臣賞を受賞された「行政・議会支援サービス」は図書館界では有名ですが、そのほかにも、実に多彩できめ細やかな図書館活動を幅広く積み重ねてこられています。
11月の「本の場」では、開館と同じ年に入職され20年間田原市一筋でキャリアを積んでこられた、司書の辻一生さんをメインスピーカーにお迎えします。田原市中央図書館の言わば「生き字引」である辻さんから、各サービスのヒストリーと現在、地域のたくさんの方々と図書館との繋がりを、詳しくお話しいただきます。
第1週は、「行政と共に歩む図書館」です。田原市図書館が行政支援サービスを始めたきっかけは、2010年の鳥羽⇔伊良湖フェリー存続運動でした。以来、地域の課題解決に対する図書館の役割に目覚めた田原市図書館では、2015年には議会支援サービスも開始、両サービスとも対話と工夫を重ねながら着実に地域に根づき、図書館と住民と政治の距離を縮めながら現在に至っています。その発展の歩みを、最初から最も間近で見続けてこられ、一時はサービスを受ける側の当事者でもあった辻さんから、リアルに語っていただきます。
※メインの報告は20:30頃まで、その後は質疑応答(という名の雑談)の予定です。
※お申込みいただいたみなさま全員に見逃し配信を行います。ウェビナー後一両日中にはアーカイブ動画配信を開始し、約1週間の間ご視聴いただけます。
※毎月4回のウェビナーに参加できます。(1回あたりの参加料は195円となります。)
Zoomミーティングを利用したオンラインイベントです。
お申込みいただいた方には、前日までに参加URLをメールにてお送りします。
チケットの購入期限は当日11月3日の18:00までとさせていただきます。
本の場 local knowledge アーカイブズは準備中です。
本の場 サイト内検索