東京都港区芝公園にある三康図書館は、明治期最大の出版社博文館の創業家である大橋家がつくった近代日本最初期の公共図書館「大橋図書館」の蔵書を引き継いだ、私立の専門図書館です。博文館が刊行した数多くの雑誌・書籍をはじめ、同時代の内外の児童書、多様な寄贈資料、江戸時代の版本や錦絵等々、知る人ぞ知る貴重な歴史資料が、誰でも閲覧可能な状態で所蔵されています。現在は、公益財団法人三康文化研究所の付属機関として、特に仏教関係資料の収集が行われています。
10月の「本の場」ウェビナーは、昨今積極的なアウトリーチ活動に力を入れておられる個性的な専門図書館・三康図書館を取り上げます。研究者でもない限りなかなか直接には触れることのできない貴重な歴史資料群は、どんな運命を辿って三康図書館に収まっているのか。話題になった「発禁本と閲覧禁止本」はじめ魅力的な企画展示や講演会はどのように企画されているのか。中の人はどのような方々なのか。3回にわたって司書の新屋朝貴さんから詳しいお話をじっくり伺います。
第3週は、メインスピーカー新屋朝貴さんご自身のこれまでの、そしてこれからのキャリアについてお話いただきます。新屋さんがなされているさまざまなチャレンジは、傍目にも三康図書館のあり方を変えつつあるように見えます。その旺盛なチャレンジ精神はどんなふうに身につけられたのか、へこたれず継続して成果を出すためには何が必要か、この先三康図書館は、新屋さんご自身はどんな方向を目指されるのか。図書館という場所、司書という仕事に引きつけてお話いただきます。
※メインの報告は20:30頃まで、その後は質疑応答(という名の雑談)となる予定です。
※お申込みいただいた方が当日お時間に都合がつかなくなった場合には、後日動画アーカイブでオンデマンド視聴が可能です。(動画配信開始後1週間ご提供いたします)。
※毎月4回のウェビナーに参加できます。(1回あたりの参加料は195円となります。)
Zoomミーティングを利用したオンラインイベントです。
お申込みいただいた方には、前日までに参加URLをメールにてお送りします。
チケットの購入期限は当日10月20日の18:00までとさせていただきます。
本の場 local knowledge アーカイブズは準備中です。
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